地場とは?/ セントラルファイナンス
[ 696] 株式情報サイト「グレイルNET」〜地場者の立ち話
[引用サイト] http://www.grail-legends.com/contents/rumor/rumor_index.html
H「日経平均は大幅上昇となり、昨日の下落分を全て取り返した。昨晩の米国市場が派手に上昇した事や為替が円安気味になっている事を好感された格好だ。ただ後半は垂れ垂れだった。」 H「よく見れば今週は上げ下げを順番に繰り返してきた動きだった。まあ週を通してみれば今週の高値水準で引けているだけに来週への期待も繋がる。このまま米国市場も落ち付いてくれば、日経平均15000円も時間の問題だろう。」 K「まあそう期待したいけどな。ただ来週はSQだ。ヘッジファンドの多くは売りポジション取っていると見られており、逆襲をしてくるのか、それとも諦めて踏み上げとなるのか微妙だろう。いずれにしろ大人しく推移するとは思えない。乱高下は必至だな。」 K「まあそうだが、メジャーSQだけに素直には行かないだろうな。実需の買い気が強いだけに下値を拾う動きは継続しそうだが、強引に売り崩されれば案外あっさりと崩れる恐れも否めない。」 H「出来れば米国市場がしっかりとしていれば、売り崩しても下値が限定的になる期待がある。それだけに米国市場には期待したいが、今晩の雇用統計、更に来週にはベージュブックに小売売上高、更にCPIも控えている。あまり強い数字が出てくるとインフレ懸念も再度強まる恐れもあるからな。」 K「インフレに関しては恐らく原油相場がやっぱり意識されるだろう。せいぜい揉み合い続けるならばまだ良いが、来週再び上昇基調強めてくればかなりやっかいだ。」 K「それに米国には金融不安が拭えた訳じゃない。来週再びその手の懸念が強まる恐れだってあるだろう。そうなれば格好の売り仕掛けの材料にされてしまう。それに日本市場の買い気は確かに強いが、新興市場の弱さが気になる。新興市場だけでなく、ネット株や不動産ファンド株など比較的に個人投資家好みの銘柄に軟調なモノが目立っている。」 H「確かにそれは言えるよな。個人投資家が売っているのか、機関投資家がパフォーマンスの悪さから投げてきているのか・・・。」 H「確かにそうだが、そうなるとすれば目先まだまだ下げる事になる。そうなると市場全体の心理が悪化してしまう恐れもあるだろう。」 K「当然そうなると思うぞ。今は言うほど影響出ていないが、新興市場など下げが加速してくれば当然心理が全体的に悪化して日経平均へも影響が出てくる。ただそれがある意味良い調整になるとも言えるし、決して悪い事ではないだろう。」 H「ただその下げによって新たなシコリも出てくるし、個人投資家のダメージが大きくなって、復活するまでまた時間を要する事になる。」 K「確かにその懸念はあるものの、このままでは上値が重い状況が続く事になりかねない。それを全て吸収するような強い買いが入ってくれば良いんだが、その兆しは未だに見られないからな。大量保有報告書を見ると、買ってくるどころから逆に売ってきている向きも見られている。」 H「だよな。つまりパフォーマンスの悪さから見切り売りだろうな。機関投資家なども資金シフトせざるを得ない状況になっていると言えるだろう。」 K「まあ東証1部の主力株は好パフォーマンスとなっている銘柄も多いからな。投資資金の比重をそっちに傾けるのはパフォーマンスを追求する以上当然だろう。出遅れに目を付け新興市場を買ってくる向きが出てくる可能性もあったんだが、その前に資金シフトが始まってしまったという感じだろうな。ただある意味、動きが出てきた事は悪くはない。市場に変化が見えてきたんだからな。」 H「確かにそうだな・・・。まあ来週どういう展開になっていくのか注目したい。新興市場に見切り売りが続くのか、早くも反転を始めるか注目だな。」 K「ああ。今日は下げたと言っても主力株には押し目買いも見られており市場心理は悪くない。米国市場はダウ続落となっており依然先行き懸念強いモノの、ナスダックが反発した事や為替が再び1ドル105円台に戻した事が押し目買い意欲を強めていると言えるだろう。」 K「今の流れは完全にそうなっている。海外勢には米株売りの日本株買いというスタンス取る向きも出てきているんではと思うような状況だ。ゴールドマンがやたらと日本株買いを薦めているようだしな。」 H「ゴールドマンの見解は原油相場が今後まだまだ上昇していくという予測をしている。そうなった時、日本株は期待出来ると言う見解のようだ。つまり原油高によって代替えエネルギー開発などが進み新たな産業によって成長が期待出来ると言う事だろう。」 K「ああ。ようは日本の技術を買うという事だな。確かにここ数日の動きを見ると、技術を持っているグローバル企業が買われているとも言えるよな。」 K「まあ米国市場の先行きなどによっては、それも当然あり得るだろう。ただ昨日発表されたADP雇用統計やISM非製造業景気指数は共に市場予測を上回った。最近の経済指標見る限り、米経済はしっかりとしているように思える。先日のISM製造業景気指数もそうだし、その前の耐久財受注もそうだ。」 K「確かにそれはあるものの、原油相場が調整気味となっている事が和らげていると言えるだろう。昨晩の米国市場はしっかりとした経済指標を好感して買われていたんだが、モノライン格下げとの懸念が飛び出して結局売られてしまった。まあ金融株が足引っ張った格好だ。」 K「ただ金融不安も、徐々に落ちつて来るんじゃないか。3月の金融危機で峠は越えたと見られており、久しぶりに金融機関関係の悪材料出た事から、やや警戒しすぎている面もあると思われる。それに決算発表が近いと言う事もネックになっている。」 K「まあ取りあえずの懸念が後退する訳だから、当然追い風にはなるだろう。これで個人投資家の買い意欲が増してくればベストなんだが・・。」 H「ただ最近の電池関連株物色や農業関連株の物色で個人投資家も元気が出てきているとの見方もあるようだぞ。」 K「どうだろうな。昨日や今日辺りに確かに個人投資家がこれら銘柄を買い向かってきた感じだが、結局それで掴まってまた身動き取れなくなるんじゃないか・・。それに新興市場がまだまだ弱い。」 K「確かにそうだが、昨日の大きなギャップアップと今日の下落を見る限り、昨日がピークだったと見るのが無難だろう。今日の下げは絶好の押し目だと買い向かっている個人投資家非常に多そうだが、このまま相場終わってしまう可能性も当然ある。まあこれだけ派手に相場演じただけに、取りあえずもう一度は派手に物色される日はあるだろうけどな。そこが最後の逃げ場になるかも知れない。」 H「後は状況次第だろうな。他に物色銘柄無ければ、再びそれらを蒸し返して物色すると言う動きが出てくる期待はあるだろう。もちろん上値のシコリを超えるほどの買いが集まるかは知らないが。」 H「そうだな。個人投資家に人気のあるソフトバンクに材料が出て、今日は買われたが結局陰線で終わっているからな。この動きを見ても、まだ個人投資家は戻り売りスタンスという感じが強い。それだけに新興市場が買われて行くには個人投資家ではなく、機関投資家が入ってこない事には厳しそうだ。」 K「先週の投資主体別売買動向は個人投資家は売り越しだったしな。まだ本格的に買いには転じていないようだ。ただ海外勢の買い越しは続いている。」 H「日経平均は大幅反発だ。昨日の下げを殆ど取り返した格好となった。昨晩の米国市場は派手に下落しどうなる事かと思ったが、為替が円安で返ってきたのが大きかった。」 K「そうだな。まあ昨日の下落にはある程度、米国市場の下落も許容していた部分もあるだろう。リーマンの報道は既に昨日の後場には流れていた事だしな。まあバーナンキ議長の発言によって円安に振れた事は日本株に取って好材料となった。」 H「ただ今日の強さを見ていると、例え円安で返ってきて無くても日本株は上げていたような感じもする。もちろん寄り付きは軟調となったかも知れないが、寄り後はきっと買われていたに違いない。」 K「どうだろうな。まあ今朝発表された法人企業統計の設備投資が市場予測より悪くなかった。これが好感された面もあるだろう。ただ所詮そんなの言い訳だろうな。今日の強さを見ていると、そんなの関係ねぇって感じで買われている。単に個人投資家だけでなく、海外勢の強い買いが明らかに入っていると言える。」 H「市場ではオイルマネーが本格的に入ってきたとの見方もあるようだ。いずれにしろ為替や今朝の法人企業統計を見て買いに来たと言う向きだけではないだろう。」 K「主力株がしっかりと買われている動きであり、その買われている主力株見る限り、日本買いという感じも受けられる。トヨタ、ホンダが買われ、ソニーが買われ、三菱重工が買われ、任天堂が買われている。いずれも時価総額大きく海外勢から見て日本の代表的な企業だ。メガバンクもしっかりだしな。」 H「ただ確かに海外勢による日本株買いが本格的となってきた感じがする。メガバンクなど上げている事がおかしいだろう。米国では金融不安強まってきているし、連日金融株が売られている。」 K「もともと日本の銀行はサブプライム絡みの被害が欧米金融機関に比べ乏しい。そんな事は今に解った事ではないが、やはり警戒はあったんだろう。もしかして莫大な損失隠しているのではと言う噂も海外では出ていたからな。」 H「まあ日本の銀行はバブル崩壊時に不良債権を隠していた経緯があるから、海外勢に今回のサブプライム問題でも損失隠しているのではと思われても仕方ないのかもな。」 K「その為、今までは欧米金融機関と一緒に日本の銀行株も売られていたが、先月の本決算発表を確認して取りあえず安心感出たんだろう。やっぱり日本の銀行株の損失は欧米金融機関に比べ大したこと無いと・・。損失を隠してはいなかったと・・。」 H「そうだよな。電池関連株や農業関連株が随分と派手に物色されている。いずれも既に十分物色されていたんだが、ここに来て物色加速状況となっている。物色される銘柄も随分と横に拡がってきており、今日は水産系まで派手に物色された。」 K「食糧サミットが刺激になっているようだが、こんなの開催されるのは以前から解っている事だし、内容もある程度予測は出来た。それを睨んで関連株が結構前から関連株が相場を作ってきた。まともに考えれば食糧サミット開催で出尽くしとなり相場終わっても不思議はないが、逆に加速してきているからな。まあこの動きを見ても今の日本市場の買い意欲は非常に強いと言えるし、それだけ市場に資金も入ってきていると言える。」 H「今まで様子見していた向きも徐々に市場に戻ってきていると言うわけだな。それも上値を買い向かっている投資家も増えており、目先まだまだ期待出来そうじゃないか・・・。」 K「まあ期待はしたいが、いつまで米国市場無視出来るかが問題だろう。米国市場は連日で派手に下落しており、とても楽観出来る状況にはない。更に米国市場波乱となってくれば、強い買い手だって取りあえず引っ込むだろう。」 H「結局、何処まで市場が米株安を許容出来るかだからな。外部要因など無視して日本株買ってくる投資家も当然いるだろうけど、その手の買いが一巡してしまえば結局下げていく事になるわけだからな。」 K「まあ今はせっかく良くなりつつある日本市場のムードに、米国市場が水を差さないよう祈るしかないだろう。非常に難しそうだけどな。」 H「まあ日経平均は再び節目の14500円近くまで戻してきたがこれを超えられるか注目したい。イブニングで随分と派手に下落しているだけに明日は厳しそうだが・・・。」 K「そうだな。為替も円高へ振れてきているからな。ただ明日にならなきゃ解らないだろう・・今の相場は。米国市場だって引けてみない事には解らない。現状、時間外では米先物軟調だけどな。」 情報内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。これらの情報掲載は株式投資判断の参考となる情報の提供であって、投資勧誘を目的としたものではありません。 またこれらの情報によって生じたいかなる損害についても当社は一切の責任を負いません。投資にあたっては、ご自身の責任と判断でなさるようお願いします。 |
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