入れれとは?/ セントラルファイナンス
[ 633] プレセペ - [アニメニュース:03月14日] 楽しい記憶ばかりを入れれば、人は幸せか?TVアニメ『カイバ』アフレコインタビュー!
[引用サイト] https://www.presepe.jp/m44/show/id/2Yr4emZkzh0=
記憶を操作できるという世界を舞台に、いったいどんな物語が繰り広げられるのか?! アフレコ現場にて、夢の競演を果たしたメインキャストの方々にお話を伺いました! カイバ役・桑島法子さん(以下桑島):記憶をなくしてる主人公のカイバです。性別は男性で、見た目のキャラが可愛らしい感じなのですけど年齢的には大人というギャップがありつつ、なんといったらいいか…自分の持っている記憶をいろいろな体に入れることによってどんどん見た目が変わるという難しい役柄です。これからどんどん乗り変わって旅をしていくキャラクターです。 ネイロ役・能登真美子さん(以下能登):記憶をなくしたカイバと出会って、ちょっと恋仲になるというような、見た目は少女で中身は二十歳そこそこという女の子です。なにやらこの先、人格が変わるような感じの役柄です。 ポポ役・朴ろ美さん(以下朴):とりあえずカイバの敵役というか、相対する立場の少年というか青年というか…男性です!“一想団”という対抗勢力的グループの幹部クラスです。 ――記憶を体から移したりすることの出来る世界ですが、そこでのキャラクターを演じることの難しさや気をつけている点など教えてください。 桑島:カイバの場合は何度も記憶をなくすらしいので、そのたびにリセットされるのであまりキャラクターを作りこんでる時間もなく変わってしまうのかなと思います。決め込んで演じようとするほど過去の積み上げというのが必要ないので、瞬間を演じるようなそういう作業になっていくのではないかと想像しています。なので、頭を柔らかくして毎回臨んでいくようにしてます。監督が大学の講義のように図解で説明してくれたりするので、それを聞いてすごく頭は使っています。早くこの作品に馴染んでいきたいなと思っている所存です。 朴:役作りですよね?一想団の一員ということで…この作品本当に面白いんですけど、難しくて皆さんは録画して何回も観て「ああ、そういうところか」と思うような作品です。私達も台本一回みただけじゃ読み取れないところが沢山あって監督に何度か確認してます。一想団の一員になぜ彼がなっているかという理由。そこが深く物語に関わるので、それを意識してこの役を膨らませていこうと思っています。 ――先ほどから皆さんから見た目が可愛く、物語はシリアスという話が出ていますが、演技としてはアニメっぽい感じですか?それともシリアスなドラマっぽい感じですか? 桑島:ニュートラルですね。絵の雰囲気とかけ離れてしまってもしょうがないので・・・カイバは最初から記憶がなく、いつもボーっとしていることが多いので、わりとポポとかの方が大人の言葉を話します。あまり考えずにやってます。 朴:一回やった時に、もう少し大人にしてくれと言われたので、具体的な年齢は聞いてないですが、カイバよりは大人の話し方をすることを意識してます。 能登:ネイロに関しては、本当は根が暗い子で最終的には人格が変わると事前に伺っていたので、一回目の第10話のアフレコではそういうことは感じさせない明るめの子でやりました。皆さんと一緒で「アニメ」という感じでやっているということではないですね。 ――(桑島さんへ質問)カイバは記憶が入れ替わったりするということなんですが、これはキャラが変わってしまうということですか? 桑島:それがわからないんですよねー。2話ではカバになるらしいんですけど、カバになったら喋らないと言われて、じゃあお休みなのかな?とか(笑)。 人間以外の体にもなれるんだ!というのは正直驚きました。「こないだはヘビでこないだはカバだった」というセリフがあって、ああ、そういうものなのかと思ったりしました。違法ではあるけど自在に色々な体を売り買いしている人もいて、ちょっとしたモデルチェンジという感覚の世界なんだな、と思いました。もしこの先女の子になったら、女の子の声になるか、などまだ全くわからないので、私も楽しみにしています。 ――湯浅監督は一風変わった作品を作る方かと思うんですが、お三方から見た監督の印象をお聞かせください。 能登:先週一回アフレコさせていただいてるんですが、あまり監督を見る余裕がなかったので、今度じっくり見てみます(笑)。 桑島:良いのかなぁ?でも少なからずそういうものに対するアンチテーゼみたいなものがあるからこういう作品が出来たとは思うんですが…気持ちのいいものではなさそうですよね。ちょっと怖いですよね。 朴:3時間くらいクジラになってみたいと思うことはあります(笑)。でもそれを売り買いするというのは、どうかなという気がします。 能登:そこまでいくと触れちゃいけない領域という気がします。朴さんが言ったみたいにちょっと覗くという程度ならいいかもしれないですが、触ってはいけない世界のような気がします。 大人なんですけど、カイバは記憶をなくしてると無邪気な子供みたいになっちゃうので、年齢を跳躍した感じです。やりがいはあります。台本を読んだらわかる作品ではないから、コミュニケーションで埋めていく作品だと思ってます。 能登:まだ1回しかアフレコしてないので、なんとも言えないところが沢山ありますが、ネイロはカイバに出会ったことで、色々なことに飲み込まれていくというか、とても孤独だったり、今後背負っていくものが沢山あるんじゃないかなと思うので、そういったところをなるべく大事に表現できたらいいなと思ってます。 朴:私はあるひとつの思想にのめり込んで行く気持ちが実生活で理解できないのですが、ポポがどうしてのめりこんでいくのかということを一緒に体験していきたいなと思っています。 カイバという異物のものと出会うことで色々な感情が生まれてると思うから、弱いところを自分がどこまで理解してシンクロしていくかが難しくなっていくのではないかと思ってます。 桑島:ちょっとだけ予備知識を入れていただいて、あとは皆さんの想像力で楽しくなっていけばいいなと。会話もシュールだったりしますが、すごくキャラクターがかわいいので、全部わからなくても感覚で観ていただいて楽しんでいただける作品だと思います。大人が楽しめるSFラブサスペンスなので、是非ご期待ください! 能登:世界観と絵の雰囲気とかタッチが面白くて、色彩が絵本みたいな印象で独特で不思議な感じだと思いました。余白がいっぱいあるので、そういうところを楽しんで観ていただければと思います。 朴:とにかく不思議な世界観で、1話を観ても内容はわからないとは思いますが、独特の感じが良いと思います。絵が「記憶」というテーマを通して人間と言う存在についてナイフで突きつけられるものではなく、やさしく穏やかに語りかけてくるような作品なので一人でも多くの方に見ていただきたいと思ってます。色々な感覚で楽しめると思います。 記憶はデータバンクに保存され、新しい身体への「乗り換え」や、記憶の売買といったことが可能になり、違法に記憶を改ざん、記憶を盗むことも行われていた。社会は混沌とし、力を失い停滞化していた。 あるとき、壊れた部屋の中で目覚めた男がいた。彼の名はカイバ。自分の記憶がない。ペンダントの中には知らない女の写真が・・・。空には怪しく動く電解雲、街では記憶狩りが横行している。突如襲われ、宇宙へ逃げ出すことになったカイバは、星をめぐる中、様々な人と出会い、記憶を取り戻してゆく。かつて苦悩し続けた、この世界の矛盾や腐敗と自分の存在を。そしてペンダントの中の女・ネイロのことを・・・。 |
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