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損失とは?/ ディック

[ 473] トレーダーズショップ: マーケットの魔術師 大損失編
[引用サイト]  http://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=9784775970775

そのとき、ウィザード(トニー・サリバ/マーク・クック/リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ/ローレンス・G・マクミラン/ジョー・ディナポリ/スティーブ・ムーア……)たちは
社長がヨーロッパに出張している間に、部下がTボンドのピットで無茶な投機に走っていた。その報いは125万ドルの損失だった。
アメリカの違った場所に住む3人のトレーダーたちはある会社の買収で不意打ちをくらった。ポジションはそれぞれ買いと売りに分かれていたが、3人が全員、大損をした。
本書は、35人のスーパートレーダーたちが大損失を喫したときに、それに真正面から対処した姿を描いている。損失はトレーダーならだれでも経験する不可避なものだが、大きな損失をくらったときスーパートレーダーたちがそれにどう取り組んだかを知ることは大いに役に立つだろう。並みのトレーダーにとって、偉大なトップトレーダーの損失から学ぶことはもっとも有益な学習経験のひとつといえる。
(1) なぜ彼らは逆境に立たされたのか、 (2)ウィザードたちはどんなところにつまづいたのか、 (3)危機に陥った状況をどう解決・脱出したか、 (4)そのときスーパートレーダーはどんな感情的反応を見せたのか、 (5)どんな影響があとまで残ったのか、 (6)トレーダーたちはその大損失によって何を学び、トレーディングスタイルはどんなふうに変わったのか、 (7)どんな点が普通のトレーダーと同じだったのか(違っていたのか)――これらのさまざまな問題ついて、35人のトレーダーがまれにみる率直さで著者のアート・コリンズと語り合っている。これらの話はどれをとっても、多くのトレーダーにとって身につまされるものである。話は時に悲しく、時にはブラックユーモアに満ち、そして間違いなく、われわれトレーダーの思考を激しく刺激する!
あなたが手にとっている本書には、第一級のトレーダーたち――特殊な能力によって普通のトレーディング水準のはるか上をいく人々――の痛ましい話が収められている。巧みに築き上げられた輝かしいキャリア全体のなかで生じた並外れて悲惨な経験ばかりが描かれている。大損失だけを取り上げて、そのときトレーダーたちがどう対処したかを扱った本は、本書が初めてであろう。保有しているポジションが逆行して含み損がかさみ、「一体、どうしたらいいんだ」と、夜眠れぬ経験や神頼みをしたことのあるすべての人にとって必読書である!
アート・コリンズは、壊滅的な市場の混乱をトップトレーダーがどう乗り越えたのかを描いた本書のほか、『マーケットの魔術師 システムトレーダー編』(パンローリング)、『マーケット・ラップ――ジ・オーディシアス・オブ・ア・スティル・ストラグリング・コモディティ・トレーダー(マーケットの罪――今も苦闘するある商品トレーダーの遍歴)』などの著者である。また、CBOT(シカゴ商品取引所)の会員で、ほぼ20年にわたってメカニカルシステムの開発を手掛けている。コリンズはパートナーとともに、1997年にトレードを開始したメカニカルなS&Pシステムにより数百パーセントの収益を生み出した。ノースウェスタン大学卒業。コリンズは長年、風刺的ロックバンド、クリーニング・レイディーズのギタリスト兼作詞作曲者も務めている。同バンドはMTV、デメント博士のラジオショーに出演した。
トレードの経験者なら、だれもがゾッとするような損失を経験しているに違いない。たとえ一銘柄でも、持ち株があっという間に五%、一〇%と値下がりしたら、たいていは血の気が失せ、居ても立ってもいられなくなる。まして全財産がかかっているとしたら……。
本書は、三五人の当代一流のトレーダーが体験した最も悲惨な損失の物語である。プロのトレーダーだけに、その金額は半端ではない。一瞬のうちに数十万ドルが消えてなくなる。しかも、たいていそれは自分の財産で、豪邸や農場や高級車を失うだけでなく、借金まで背負い込むことになる。それだけに、その恐ろしい体験を形容する言葉もすさまじい。いわく、「ゾンビー状態になる」、いわく、「大ハンマーで腹を殴られたみたい」、いわく、「ショットガンの銃弾を浴びているみたい」などなど。
しかし、三五人の全員が最悪の体験を乗り越え、さらにはそれを糧として大きな飛躍を遂げる。だからこそ一流の名を冠せられているわけだが、トレードに携わるものにとって本書の価値はここにある。三五の体験談を読むうちに、災難を引き起こす原因を知り(儲けたあとの油断、オーバートレード、ナンピン、そして心身の不調と家庭内の不和)、マヒ状態をどのように打開するのかを学べるのだ。
三五人のトレーダーは、CBOT(シカゴ商品取引所)、CME(マーカンタイル取引所)――つい二〜三日前、両取引所が合併するとの報道があったばかり――を中心としたシカゴの市場で活躍しているという共通点を持つほかは、性別、年齢、専門とする投資商品、トレード手法など実にさまざまである。たとえば、トレード手法としては、スキャルピング(多数の少額利益を狙う)から中長期的トレードまで、また空売りあり、オプションあり、アービトラージありと、あらゆる方法、技法が登場する。本書にはそうした米国のプロのトレーダーの実態が生き生きと描かれている。
ところで、トレードにあまり親しみのない人にとっても興味深いのは、そうした専門のよろいの向こうに生身の人間像が浮かび上がってくることだろう。プロのトレーダーがほかの職業と違うのは、通常、最初から最後までまったく自分だけの世界で動くという点である。だれの指図も受けず、マーケットという巨大な相手に自分の力だけで挑む。登場人物の一人、ルース・バロンズ・ルーズベルトは勤めを辞めてプロのトレーダーになったとき、「これからは正しく行動することだけが重要となる」と感じたという。「正しく行動」しようとした結果がどうなろうと、すべて自分一人が責任を負う。本書には「自己規律」という言葉がたびたび出てくるが、逃げ出したくなるような恐怖、突っ走ろうとする欲望を自分でどう律するかが成功と失敗を分けることになる。本書はそうした自分との闘いをテーマとした三五の物語でもある。
と、大上段に振りかぶらなくても、三五人の個性豊かな人間が、どうして人生の大きな災難に見舞われたか、そしてそれにどう対処したかを見るだけでも興味深い。トップトレーダーたちから失敗談を聞き出し、それを客観的で、ときにユーモアを交えた簡潔なスタイルでまとめ上げたアート・コリンズの腕は見事である。トレードという優れて個人的な営みの悪戦苦闘のエピソードをどうか楽しんでいただきたい。
「取引口座の残高が五六〇〇ドルにまで減った日のことは今でも忘れられません。その前は一〇〇万ドルを優に超えていたんですからね」
「CBOTにとっては、オープン・アウトクライ方式と心中するよりは、電子取引で生き延びることのほうが望ましいのです」
「言ってみれば、戦争の古傷を見せ合うのに似ています。市場の剣闘士となる資格を得たことをそうやって証明しているんです」
「トレーダーになるのはテストパイロットより難しいですね。いつも自分の結果と向き合っていなければなりませんからね」

 

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