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マザーとは?/ ディック

[ 540] MOTHER - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/MOTHER

アメリカの田舎町・マザーズデイの街はずれに住む少年(主人公)が、自宅で起きた怪現象の原因を探るために旅立ち、道中出会った仲間と共に、世界を歪ませている「何か」と戦っていくストーリーが展開される。
当時、ロールプレイングゲームといえば中世がモデルの剣と魔法の世界(ドラゴンクエストシリーズなど)、あるいはその様に見えるポストカタストロフ世界(ファイナルファンタジーシリーズなど)を冒険するものが殆どであるなか、任天堂が(1980年代当時の)現代アメリカの世界観に立つ意欲作として発表した。
発売当時放映されたCMでは、キャッチコピーは「エンディングまで泣くんじゃない」「名作保証」などと書かれていた。キャッチコピーはゲームをデザインした糸井重里自身が担当した(『名作保証』は、一倉宏が考えた)。糸井重里は「ゆっくり、物語を読むように遊んでください」という趣旨のことを話している。ゲーム中の各所に、アメリカのジュブナイル映画の影響を受けていると思われる箇所が見受けられる。
広大なマップの上を主人公が移動する。続編のようにマップが一切区切られていないため、ストーリーを無視して自由にあちこち進むことができる。例えば、おんなのこやもうひとりのおともだちを仲間にしなくてもクリアは可能である。
徒歩による移動が基本であるが、本作は上下左右だけでなく斜め方向にも移動することができるという点が発売当時は斬新であった。ゲーム中盤になると、汽車(外観上は電車だが、ゲーム中で駅員が「汽車」と言っている)という公共交通機関を利用することができるようになる(現実の列車と同じく、利用するには運賃が必要)。
また、別の場所に瞬時に移動する方法としては、アイテム「パンくず」を使う方法とPSI「テレポーテーション」を使う方法とがある。
アイテム「パン」は"たべる"を選択した場合はHP回復の効果があるが、"つかう"を選択するとその「パン」は「パンくず」に変化する。そして離れた場所で「パンくず」を使えば、「パン」を「パンくず」に変えた地点まで瞬時に戻ることができる(パンをちぎってパンくずにして跡を残しながら歩き、戻るときは地面に落ちているパンくずをたどることにより戻ることができる、という原理である)。パンは2人以上がそれぞれ別の場所で使用することもでき、パンくずを使った場合はそのキャラクターがパンをパンくずに変えた場所へ戻ることができる。ただし、途中でテレポーテーションを使ったり、異世界へワープしたりした場合は、直前にワープした先の地点までしか戻れない。また列車に乗った場合は、最後に降りた駅までしか戻れない。 ちなみに、このパンくずを使うことで必要な過程を全て飛ばして一気にラスボスの所まで行くバグ技が存在する。
ワールドマップ上の町まで瞬時に移動することができる。使用する際には行先を選択することが可能だが、テレポーテーションを成功させるには一定距離を障害物にぶつかることなく走る必要があるため、狭い場所では使いにくい。
本作のエンカウント方式は、ドラゴンクエストシリーズなどと同様のランダムエンカウント方式(移動画面で敵の姿が見えない)である。戦闘はターン制で、プレイヤーが手動でコマンドを入力してキャラクターに指示を出すマニュアル方式の他、キャラクターの行動をコンピュータに任せる「オート」モードも使用できる。オートモードではひたすら攻撃するだけでなく、状況に応じて臨機応変に回復やカムバック(蘇生)のPSIを使うこともある。本作では敵側・味方側による先制攻撃がなく、敵味方の別なく常に素早い者から順番に攻撃する。
本作では雑魚敵においても戦闘曲に種類がある。たまに敵がまったく無意味な行動をとることもあり、勝手に混乱する敵もいる。敵のバリエーションも、蛇やムカデ、野良犬が襲ってきたり、さらにはおじさんやおにいさんまでが襲い掛かってくるなど、発売当時に衝撃を受けたプレイヤーも多い。
敵との対戦に勝った際のメッセージは敵により異なる。特に人間や動物に対しては「○○はわれにかえった」や「○○はおとなしくなった」などで、殺したわけではないことを表現している。製作サイドが敵との戦闘と言っても殺伐とした感じのゲームにしたくないとの配慮からこういう表現になったとされる。
主人公達は現代のアメリカを舞台に冒険を繰り広げるため、当然剣や魔法の杖といったものは使わず、バットやフライパンといった身近にあるものを武器に戦っていく。武器の材質は名前に使わず(ドラクエの「銅の剣」など)、「ボロの○○」・「いい○○」といった感じでステップアップしていく。これは名前を「金属バット」などにしてしまうと殴った感触がプレイヤーにも伝わってしまうという製作者の配慮である。防具はコインや腕輪など、やはり鎧やローブといった中世ファンタジーを感じるものは出てこない。
本作はマップ移動の自由が利く一方、ヒントがほとんど無かったり、敵が強かったりと難易度は高い。糸井重里曰く本作は終盤のデバッグ調整を省いているため、近年のゲームソフトとは相容れないほど難易度が相対的に高くなってしまっており、自力攻略を断念したファンも少なくない。これが他の大作RPGと比較される事となりMOTHERシリーズは好き嫌いがはっきりするゲームといわれるようになったという説もある。 しかし、ファミコンソフトに多かった、ゲームバランスが考えられていないような、いわゆる「理不尽な難易度」と言うほどではなく、キャラクターのレベルをしっかりと上げていれば攻略はそれほど難しいものではない。
イースターからスノーマンにかけては鉄道が通っており(ゲーム中ではサンタクロース駅〜イースター間は乗車不可)、列車に乗っての移動も可能だが、時間をかけて線路の上を歩いて移動することもできる。
町の南に広がる墓場。木々が枯れたおどろおどろしい場所で、ゾンビが出現する。ピッピが墓場の奥に隠れている。
高い建物が立地する都市。レインディア駅でおばあさんからおんなのこの帽子を届けてほしいと頼まれる。カゼが流行しており、不用意に住人に話しかけるとうつされることもある。
町の中心部はモンスターが徘徊しており、町人は山奥の住宅地に避難している。病院やホテルのみ営業している。
真っ暗で幽霊や甲冑が跋扈する恐怖の屋敷。内部は非常に広い。かつてはローズマリーという人の家だった。屋敷の奥にメロディーを奏でるピアノがある。
広大な砂漠。先の大戦時の名残がみられる。各所にある骨には話しかけることもできる。顔のあるサボテンがある。
退役軍人の老人が戦闘機での遊覧飛行を営業している。遊覧飛行のチケットの半券を集めれば、戦車を貸してくれる。
砂漠にある古代遺跡。あちこちにサルがいる。入り口は強力なロボットが守っている。最深部にはマジカントへの入り口がある。
アドベント砂漠の南にある集落。マザーシップに大人たちが連れ去られ、住民は皆子どもである。鉄道の終点だが、駅は線路が破壊されて閉鎖されている。
母親のキャロルと二人の妹ミミー&ミニー、犬のミックと共に暮らしていたが、ポルターガイスト現象をきっかけに世界へ旅立つ。
サンクスギビングのティンクル小学校の児童。銀髪でメガネを掛けている。主な武器は銃など。年齢は11歳。
いろいろな物を開発できる天才児であるが、いじめられっこでもある。ひ弱で臆病な性格だが、ストーリーが進むにつれて成長していく。
スノーマンの教会に住む少女。金髪でピンク色の可愛らしい服を着ている。主な武器はフライパン。年齢は12歳。
とある理由から現在父親と二人で暮らしている。清楚な教会の娘だが、父親も引き止めることなく冒険を見送ってくれる。
最初は非常にひ弱だが攻撃系をはじめとした多くのPSIを使え、強い戦力となる。PP値が高いので、直接攻撃よりPSIを積極的に使っていける。
ホーリーローリーマウンテンの化け物に両親が殺されてから無茶な喧嘩をふっかける等荒れた生活を送るようになった。そのトラウマから、今もホーリーローリーマウンテンを目にするのを嫌う。
少年時代から警察の世話になっていて、三人と会ったときにはブラブラ団の親分にまで登りつめていた。荒々しい性格で暴力的な印象が強いが、他人思いの優しい一面もある。歌が好きなようだ。
PSIは使えないが、直接攻撃とスピードの速さが強力なため戦闘能力はかなり高い。その高い攻撃力で仲間をサポートしてくれる。しかし仲間になる期間は短い。
単身赴任中で家にはいないが、主人公の銀行口座にお金を振り込んでくれる。鍵をどこに隠したかを忘れるなど、意外に間抜けな一面がある。
ゲームを数時間連続でプレイしていると突然パパから「ゲームを初めてから長い時間が経ったが、少し休憩してみてはどうかね?」というようにプレイヤーを気づかったやさしい一面もある。
深い眠りについており、強い者の気配を感じると目覚める。6つ目のメロディーが書かれた楽譜を守っている。
イースターに住む赤ん坊。テレパシーをすると、主人公、女の子にテレポートを教えてもらえる。ちなみに、ガリクソンの家の女の子は、帽子を取った状態の女の子と同じ姿。
湿地帯の別荘のゴミ箱に隠れている。彼に話しかけるとプレイヤーの名前を入力するように言われる。プレイヤー名は何度でも入れ直すことが可能。
マジカントに住んでいる5人兄弟。話し掛けると仲間になってくれるが、ある程度ダメージを食らうといなくなり、その後彼らの住む家に戻ると墓がたてられている。
1900年代の初め、妻のマリアと一緒に行方不明になった。しかし、2年後に彼だけが戻ってきて、その後PSIの怪しい研究をするようになる。これがマザーズデイ住民のあいだにさまざまな噂を呼ぶが、彼の死後はその噂も立ち消えた。彼の遺した研究の成果は、時代を超えて主人公たちを助けることとなる。
夫と一緒に1900年代の初めに行方不明になったが、彼女だけは帰ってくることはなかった。しかし彼女の思いはなおも生き続け、曾孫の主人公たちを助けることに。その正体は…
主人公の曾祖母マリアと同一の存在であり、マジカント自体いつか来るはずの主人公たちを助ける為にマリアが作り出した幻であった。主人公が8つのメロディを全て集めた後、全てを思い出した。その際、ギーグの育ての親であったかの様な描写が見受けられる。その後、8つのメロディがギーグに歌ってあげていた「子守唄」である事を主人公達に教えて夫・ジョージの待つ天国へ昇っていった。
長い間主人公を待っていて、主人公達を守るために再び起動する。一定の区間でのみ仲間になり、その強力な戦闘力で終盤の助け舟となるが、その宿命がゆえに悲しい最期を迎えることになる。
地球征服を企む宇宙人。とてつもなく高い戦闘力を持ち、ありとあらゆる武器・力をもってしても勝つことはできない。しかし、幼きころに覚えていたあるものが弱点。
育ての親であるマリアを現在も大事に思っており、その思い出が弱点となっている。そしてその最大の思い出がマリアが歌ってくれた子守唄であり、その子守唄こそが8つのメロディであった。最終的には主人公たちが歌う子守唄に敗れ去り、宇宙に帰っていった。海外版では、昔から子守唄そのものを苦手としていたらしいことがクイーンマリーから聞くことが出来る。
日本が発明したことで知られる鉛筆型ロケット。敵全体にダメージを与えられるが、おともだちしか扱えない。
このサウンドトラックはファンの間でも人気が高く、廃盤後には権利元任天堂や販売元ソニーへ復刻の声が寄せられたり、中古市場で高値が続いたこともある。
本作の公式「ガイドブック」。ゲームの攻略方法を重視した、いわゆる「攻略本」ではなく、町や人物を写真等で解説し、ゲームの世界観をさらに広げる様な内容になっている。旅行本さながらの装丁でファンから愛用されている。
久美沙織によって小説化されている(新潮文庫より刊行)。おんなのこ(アナ)の視点を中心に進む冒険物語。
キャラクター名にデフォルトネームの一部を使うなど基本設定はゲームと共通しているものの、原作から大幅に設定が書き換えられ、結末も違っており、ゲーム「MOTHER」を基にした小説オリジナルストーリーと言える。

 

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