戦後とは?/ アットローン
[ 194] Amazon.co.jp: 日本とドイツ 二つの戦後思想 (光文社新書): 仲正 昌樹: 本
[引用サイト] http://www.amazon.co.jp/a?\a?¬a?¨a??a??a??-ao?a??a?Ra?|a??a�?a?3-a??a??c??a?°a?,-a≫2a-£-a??a¨1/dp/433403313X
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なぜ謝らないのか? 根本から解き明かす 本書は、「過去の清算」を軸にしてドイツと日本の六十年間の「戦後思想」を比較しよう とするものである。 一応はドイツ思想史研究者である私が、学生時代からずっと感じてきた課題や疑問を、な るべく多くの読者に理解してもらえる形で呈示したいと思っている。 ドイツと日本の戦後思想は似ているように見えて、微妙なところで無視し得ない「違い」 を示しているが、その違いを可能な限り、歴史的・政治的な事情に即して分析することを 試みるつもりである。また、そうしたドイツとの対比を通して、日本が「自らの過去」に 対して曖昧な姿勢をとり続けているというのは、そもそもどういうことであるのか、でき る限り具体的に描き出してみたい、と少々欲張りなことを考えている。(「はじめに」よ り) ◆素朴な疑問から考えてみる――誰も書いていなかった日独戦後比較思想史 ○「戦争責任」は誰にあったのか ○なぜ日本は「人道に対する罪」に問われなかったのか ○「普通の国民」も加害者なのか ○ドイツはどうやって「反省」したのか ○なぜ日本の左翼は護憲主義になったのか ○なぜ日本は「何でもマルクス主義」になったのか ○日本で「過去の清算」議論が進まないのはなぜか 日本とドイツは、歴史的にも地政学的にも共通点が多い。教科書的に振り返るなら、市民革命を経ずにやや遅れて近代国家の仲間入りを果たし、帝国主義ゲームへの参入も後追いになった。植民地政策における利害の共有から同盟を結んだものの第二次大戦で敗北し、連合国の占領下で国の形そのものを改変させられた。また戦後は戦後で、ソヴィエトに対する戦略的な位置から、日本と西ドイツは防波堤として機能しつつ、驚異的な経済復興を達成した。 しかし他方、この共通性のゆえに比較の対象となることも多く、差異も強調された。丸山真男が東京裁判とニュルンベルク裁判を比較しつつ日本における無責任の構造を論じて以来、戦争責任に関する両国の対応の違いは、現在なおホットな話題であり続けていると言っていいだろう。 本書は、戦争責任・国のかたち(=constitution=憲法)・マルクス主義の位置づけ・ポストモダン思想という4つの観点から、日独の戦後思想の差異を明らかにする。しかも単純な比較ではなく、それぞれの思想が生じてくる歴史的・地政学的背景を繰り返し参照しつつ、両者の「構造的な差異」とでも言うべきものを浮き彫りにする。 著者自身、あとがきで「単純化や細部の切り捨て」を行ったと述べている。私にはその微妙な操作の一々を批判的に検証できるだけの知識はないのだが、少なくとも平均的な読者としては、本書のまとめは非常に分かりやすく、説得的だった。あえて言えば、戦争責任を論じた第1章とマルクス主義の役割の違いを述べた第3章が、とくに興味深かった。逆にポストモダン思想を論じた第4章については、最近の出来事だけに「それだけでもなかろう」式の違和感は随所で感じた。 しかしいずれにせよ、著者の思想研究者としての力量を感じさせる好著だと感じた。 以前からきちんと知りたいと思っていた、日本とドイツの戦後処理に関して、簡潔にまとめられた好著である。 特に本書は、著者自ら「自分もそこに属する」と明言する、左翼系知識人に対する警鐘となる内容を含んでおり、リベラル系に分類されながら、単純に「ナショナリズムよくない、歴史教科書よくない」だけを連呼する最近の貧弱な知識人と一線を画する、「対話」を重視する著者の政治的姿勢をよく表していると思われる。 結論を端的に述べてしまえば、「ドイツと日本の戦後処理は、それぞれの国情や歴史、地政学の違いに相当するもので、単純に『ドイツは反省しているからよい。日本は反省していないからよくない』と言ってしまえるものではない」というものだ。この結論は妥当なものであると思うし、「見習うべきものは見習うべき」だという著者の意見も至極まっとうなものであろう。丸山真男に代表される戦後知識人なるものは、西欧近代主義・西欧崇拝主義から脱することができずに、ただドイツを神格化してしまった節がある。もういい加減そういう神格化からは脱する時期のはずだ。 本著者の著作は、いずれもタイムリーかつ、従来の戦後民主主義サヨクの本からは一線を画した、バランスの取れたものである。本書に興味を惹かれた方は、別の著作にも触れることをお勧めしたい。 昨今の国連の常任理事国拡大の議論において、日本、独、ブラジルおよび印度の常任理事国への加入が話題になっているが、同じ敗戦国である日本と独に対して、国際社会の観方が異なっているように感じていた(注)のが、本書を読み始めたきっかけである(両国の戦後の戦争責任の取り方等について比較して理解することが目的)。しかしながら、これについて書かれていたのは第一章のみで、第二章以降は第二次世界大戦が両国の思想史に落とす影響を踏まえての思想史の概観である。その内容は(自分を含む)思想史に興味のない人にはちょっと詳細すぎるが、その変遷を辿ることで、日本人がアバウトでドイツ人が世界で特異なほど理屈っぽいという国民性に、先の大戦の結果が(地政学的、戦争責任論など)が影響していることが推察される。 独に関するキーワードとしては、国民国家(単一民族国家)、ドイツ人としてのアイデンティティー(とホロコースト)、地政学的な脅威による緊張感とマルクス主義、また、日本については、与えられた西欧化、戦後の国体の維持(皇国日本)、一億総懺悔、リアリティーの無い学問としてのマルクス主義、であると思う。 日本と独の戦争責任論を比較すると、戦争の責任を軍部に押し付けて、原爆の被害者となったことで被侵略国に対する人道上の罪を忘れてしまったかのような日本人と(単純な反戦平和論)、国家が謝罪し解決すべき罪だけでなく、(なぜ、ユダヤ人迫害→ホロコーストを許してしまったのかという)個人の内省を促すような罪(キリスト教の原罪に繋がるような)も問題にしてきた独、という違いが存在している。 アジアの隣国との関係を考えていく上で、本書の第一章はぜひ読んでみる価値があると思う。 注:常任理事国拡大問題は、単純に「(利害関係のある)上記四カ国の隣国が反対」という構図である。 日本とドイツの戦後史。マルクス主義や戦争責任のとらえかた、ポストモダンの状況など、とてもわかりやすくかかれていて便利な本だとおもう。西洋思想が体系的受容がなされ... 本に書かれている内容の多くが、著者が論点としているはずの「過去の清算」と関係が薄い内容であり、しかも戦後の日本の左翼思想をポートピア的なものと皮肉っているように... 本書のタイトルから、敗戦と言う結果が思想に与えた影響や、戦争責任に対する論じ方、戦後処理に対する思想的裏付け、と言ったものに関する日独両国の違いが書かれているの... ※ 「この商品について語る」では、「この商品について語る」ガイドライン等に基づき、評価の高低等にかかわらず、お客様の自由な投稿を掲載しています。商品のご購入の際はお客様自身でご判断下さい。 製品詳細ページやサーチ結果を表示した後、興味のあるページに戻る簡単な方法についてはここを参照してください。右の列には、ショッピングセッションのお役立ち情報が表示されます。 |
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